国防 2010 11 23

 私は、2005年2月17日に「空母」という文章を書きました。
あえて刺激的な内容にしたのは、なぜか。
 それは、平和ボケをしている多くの日本人に対して、
目が覚めるように祈りを込めて書いたのです。
 しかし、皮肉なことに、目が覚めたのは、中国人であって、
相変わらず、多くの日本人は、太平の眠りの中にあります。
いや、政治家までも、太平の眠りの中でしょう。
 この度の「尖閣諸島の問題」は、
少しは、眠りを覚ます「黒船」となったでしょうか。

空母 aircraft carrier 2005 2 17
 日本は、将来的に、空母が必要になるでしょう。
なぜかというと、アメリカの軍事力が弱体化するからです。
 アメリカは、巨額の財政赤字を抱えています。
そういう状態で、イラク戦費が巨額となっています(2005年当時)。
(今度は、バブル崩壊で四苦八苦しています)
 これでは、いつか「空母セット」が維持できなくなります。
空母と護衛艦のセットを維持するには、巨額の経費がかかります。
 日本人が贅沢できるのは、貿易で金儲けしているからです。
そして、儲けた「お金」で、世界中から、資源や食糧を買い集めているからです。
 こうした「日本人の贅沢」は、アメリカの軍事力が弱体化すれば、終わりです。
まさか、飛行機に、日本製品を積んで、商売するわけにはいかないでしょう。
 「アメリカの財政赤字の状況」と「アメリカ軍の再編成」を見ながら、
日本の空母を検討すべきです。
今のアメリカの財政では、全世界に、「空母セット」を展開することはできないはずです。















































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